「ホットヨガで汗をかきすぎて逆にお肌が乾燥しないかな・・・。」
「ホットヨガに毎日通うのは、やり過ぎ?」
「理想の頻度はどのくらいなの?」
冷え性や肌質改善などを目的で通っている人も多いホットヨガ。
なかには他のトレーニングを併用しながらホットヨガにも通っている素敵な女性もいるかもしれません。
人間はいずれ年をとっていくもの。
だけど年齢に負けず、ずっと綺麗でいたいものですよね。
とはいえ綺麗になるためにしているホットヨガで汗をかきすぎて、健康に悪影響がでないのか心配になっている人も多いはず。
そこで今回は、汗をかかない生活と汗をかいている生活の違いを解説していきます。
さらに後半では、ホットヨガで汗をかきすぎてしまって具合が悪くならないように、そして美容にも悪影響が出ないようにするための対策もお伝えしていきます。
それでは、まいりましょう。
汗をかきにくい人の5つの特徴
「わたし、周りの人よりも汗かきやすいかも・・・」と感じている人もいると思いますので、まずは汗をかきにくい人の特徴をみていきましょう。
汗をかきにくい人の特徴がわかれば、汗をかく大切さもきっとわかっていただけるはずです。
汗をかきにくい人の特徴には以下の5つがあります。
- 普段、身体を使った仕事や、運動をしていない
- 体温が低い
- 冷え性
- 肩こり、腰痛がある
- 冷房が効いた部屋で過ごしがち
それでは、ひとつずつみていきますね。
【汗をかきにくい人の特徴】その1.普段、身体を使った仕事や、運動をしていない
ホットヨガを行うと、汗をかき過ぎというほどに汗をかきます。
あまり汗をかくので心配になってしまう人もいるかもしれませんが大丈夫です。
これは血流が良くなって新陳代謝も良くなっているからです。
新陳代謝が良くなる事で脂肪を燃焼しやすくなり痩せやすい体になれます。
また血行が改善されて肩こりや腰痛などの症状なども軽減しやすいのでお勧めです。
新陳代謝が良くなる事で、肌も美肌になることができます。
しかし中には汗をかきにくい体質だという人も多いでしょう。
このような人は、普段身体を使った仕事をしていなかったり、運動をほとんどしていないという人が多いです。
体をほとんど動かしていないと、血液の流れが悪くなってしまいます。
血液の流れが悪くなると、栄養や酸素が体の隅々まできちんと運ばれなくなってしまうのです。
結果、肌が荒れてしまったり、肩こりや腰痛、疲れやすい、などの症状が出てしまう場合があります。
体調をよくするためにも、是非ホットヨガに挑戦してみて下さい。
【汗をかきにくい人の特徴】その2.体温が低い
普段運動をしていない人やいつも同じ温度の中で生活をしている人などは、ホットヨガをしても汗をかきにくいと言われています。
運動をしていない、運動不足の人や温度変化が少ない部屋の中で過ごしている人は、体温が低い傾向がありホットヨガをしても汗腺の機能がうまく働かず、汗をかきにくいのです。
ホットヨガで体温を上げることは体にとって正常な体温の調整器を取り戻していくことにつながります。
また、体温が低くて普段から汗をかかない生活をしていると汗をかきにくくなることもあります。
汗のかきにくさは、体温を定期的にあげることで改善していくことが期待できます。
逆に汗をかき過ぎて心配という人もいると思いますが、汗が流れるほど多くても体のめぐりが良くてからだの温度も正常に適応していると考えられるので気にしなくても良いでしょう。
むしろ、汗腺の機能が高められて健康体にもなりやすくなります。
ただし水分不足には十分注意する必要があるため、ホットヨガをする前はもちろんですが、途中やレッスン後にも水分補給をするようにしましょう。
【汗をかきにくい人の特徴】その3.冷え性
汗をかけないことによって様々な悪影響が体の中には起きます。
そのひとつが、冷え性。
汗というものは体温調整をする重要な役割を持っており、かくことで体の熱を放散させて調整します。
そしてこの調整機能は、自律神経がうまく働いているからできることなんです。
つまり冷え性という症状は、自律神経がうまく機能していないという身体からのサインと言えます。
そして自律神経がうまく機能しなければ、汗もかきにくくなる。
そのような自律神経がうまく機能していない人にはホットヨガがおすすめです。
ホットヨガは自律神経の働きを整える役割をしますし、骨盤のゆがみを解消して血流の改善も効果が期待されます。
レッスン中は水分をしっかりとり、血流の流れをよくすると効果もあるのです。
ただし、あまり汗をかき過ぎると汗腺に負担がかかる場合があるので適度な回数で行うようにしましょう。
また、ヨガを終了した後は汗が蒸発して風邪を引きやすいです。
早めにシャワーを浴びる、または汗を良くふいて冷えを予防するようにしましょう。
【汗をかきにくい人の特徴】その4.肩こり、腰痛がある
他の人に比べて汗をかきにくい、そんな悩みがある人の特徴として挙げられる4つ目が肩こりや腰痛を持っているという点です。
肩こりや腰痛の原因のひとつにあるのが、血行不良。
血行不良は汗のかきにくさとも共通している点があるんです。
というのも、血行がよくないと汗をあまりかかなくなります。
反対に、汗をかき過ぎている人は血行が良いという特徴があります。
そして肩こりや腰痛に悩まされている人や、汗をかかないという人におすすめなのがホットヨガです。
ホットヨガは、温度や湿度が適度に保たれた暖かい部屋で行うヨガのアクティビティ。
ストレス解消やリフレッシュ、新陳代謝の促進は美肌効果など様々なメリットが期待できます。
「肩こりや腰痛があってあまり汗をかくことが無い」という人はホットヨガをすることで身体のめぐりが良くなりますし、肩こりや腰痛などの身体の悩みが解消される可能性が高いです。
肩こりや腰痛は冷えるとさらに辛くなりますし、身体を内側から温めることで症状の改善が出来ます。
【汗をかきにくい人の特徴】その5.冷房が効いた部屋で過ごしがち
現在では夏の暑い日でも汗をかかない人が増えています。
その理由は冷房が効いた部屋で過ごすことが増えているためです。
冷房が効いた部屋で過ごせば、当然寒暖差は少なくなりますから、結果的に体温の調節ができなくなっています。
特に最近の夏は暑い日が増えているので、一日中冷房をかけていることも多くなっている人も。
汗が出にくくなることにはデメリットが多く、新陳代謝が悪くなってきて冷え性や痩せにくくなるといったこともあります。
汗は体温調節をするためにも大切なものなので、気になる人は身体の内側から温められるホットヨガをすると良いでしょう。
ホットヨガは温度や湿度が高い部屋の中で行うヨガですから、通常のヨガよりも汗をかきやすくなっており健康にも良いです。
「ホットヨガで汗をかき過ぎてしまうのではないか?」と心配になる人もいるかもしれませんね。
ですが、ホットヨガは汗をかき過ぎても水分補給をこまめに行えば良いので問題はありません。
ホットヨガを行うためには専用のスタジオがあるので、頻度としては一週間に一度くらいのペースで通うと良いですね。
暖かい部屋で身体を動かすと、カロリーも多く消費するので痩せやすい体も作ります。
汗のかき過ぎよりも心配になる「汗をかかない生活」の4つのデメリット
この記事を読まれている人の中には、「ホットヨガで汗かき過ぎて身体には悪くないの?」と心配になっている人もいるかもしれません。
ですが、じつはそんなことありません!
むしろ、汗のかき過ぎよりも心配になる「汗をかかない生活」によるデメリットがあるんです・・・!
それが、以下の4つ。
汗をかかない生活のデメリット
- 体温調節ができなくて冷え性になりやすくなる
- 体臭がきつくなって周りから「臭い」と思われてしまう
- 毛穴が詰まって開きっぱなしに?!化粧のノリも悪くなる
- 汗腺の機能が低下して熱中症になりやすい
それではもう少し深堀していきましょう。
【「汗をかかない生活」のデメリット】その1.体温調節ができなくて冷え性になりやすくなる
汗のかき過ぎよりも心配なのが、汗をかかない生活です。
汗をかかない生活は、エアコンをよく使うようになったという原因もありますが、快適な生活ができる反面、汗をかかないデメリットが多くなっています。
たとえば、汗をかくことによって人間の体は体温調節機能が働き、冷え性を防止することにもつながっていますが汗をかかない生活をしているとそれが作用しません。
そして、そんな生活が続くと、自律神経の働きも不安定になるのです。
自律神経が働かなくなると、体温をコントロールしにくくなりドンドン汗をかきづらくなります。
汗をかくことをネガティブな印象を持っている人もいますが、身体の温度を調整してくれるだけでなく自律神経も乱れてストレスに弱い身体になってしまうこともありますので注意が必要です。
そのような人におすすめのアクティビティが、ホットヨガです。
ホットヨガは激しい運動が苦手という方にも最適なアクティビティで、体の調子を整えたり体温の調整がしやすくなるといった利点もあります。
ホットヨガをすることでストレス解消にもなりますし、体力がついたり身体のバランスが整うのが利点です。
自律神経が乱れているのが気になる、冷え性の症状がつらいという方はホットヨガをして体温調節をしてみてはいかがでしょうか。
【「汗をかかない生活」のデメリット】その2.体臭がきつくなって周りから「臭い」と思われてしまう
ホットヨガは誰でも汗をかく運動です。
ホットヨガで汗をかき過ぎるのは正常ですし、体温を下げたり、血流を良くしたりなど、汗をかくというのは身体の大切な反応でもあります。
ですが、ホットヨガでただ汗をかき過ぎると体臭で困ってしまうという人は少なくないはずです。
そもそもなぜ、汗をかかないと体臭がきつくなってしまうのでしょうか?
じつは、体臭の原因は尿の成分と一緒だったんです・・・!
ご存知の方も多いかもしれませんが、尿の成分のなかには異臭の原因となるアンモニアが含まれています。
そのアンモニアは、じつは尿だけでは排泄しきれなくて、別の方法でも身体から排泄されているんです。
その方法が、“汗”です。
汗の中には尿素と呼ばれるアンモニア成分が含まれています。
しっかりと汗をかく生活をできていると体臭の元となる尿素は汗から排泄されるのですが、汗をかかない生活をしていると、尿素が排泄されないわけですので、体内に留まってさらに強い臭いへと変わってしまうのです。
これはたとえるなら、腐った野菜と一緒です。
野菜を腐らせてしまうと、だんだんと悪臭が台所に漂ってきますよね。
野菜が腐って臭くなるのと同じ原理が体内でも起こることになるんです。
これを防ぐためにも、お風呂にしっかり入ったり、適度な運動をしたり、そしてホットヨガなどを通して、しっかりと汗をかくことが大切です。
そうすれば夏の体臭もあまり気にならなくなるでしょう。
【「汗をかかない生活」の4つのデメリット】その3.毛穴が詰まって開きっぱなしに?!化粧のノリも悪くなる
汗をかかない生活を送っていると、新陳代謝が悪くなります。
新陳代謝が悪くなると、毛穴が詰まってしまい、ターンオーバーの周期が乱れてしまうことがあるのです。
ターンオーバーは、古い角質が剥がれ落ち、新しい細胞が活性化する肌の新陳代謝。
肌のターンオーバー周期が乱れると古い角質がいつまでも剥がれ落ちずたまっていくので、毛穴が詰まりやすくなります。
そして毛穴が詰まって開きっぱなしになると化粧のノリも悪くなるのです。
スキンケアで肌の調子を整えて、ターンオーバーを促進することもできますが、まずは生活を見直して汗をかきやすい生活に変えていくと代謝もよくなり、肌の調子も良くなってきます。
そこでおすすめなのがホットヨガ。
汗をかきやすい生活を目指している方にホットヨガはおすすめのエクササイズです。
ホットヨガは、室温39度前後に保たれた部屋の中でヨガを行うので、大量の汗をかきます。
汗をかくと代謝がよくなるので、ホットヨガで汗をかき過ぎて悪いことはありません。
ホットヨガを行うのは初めてだという方も、最近は初心者向けの教室も多く出ているので、気になる方はお試しかた始めてみるのもよいのではないでしょうか。
代謝がよくなり、肌のターンオーバーが整うようになると、肌の調子もよくなるので毛穴のトラブルも改善できます。
【「汗をかかない生活」の4つのデメリット】その4.汗腺の機能が低下して熱中症になりやすい
ホットヨガは室温、湿度共に高いので、軽くストレッチするだけで汗が吹き出ます。
ホットヨガは汗をかき過ぎるくらいなので、心配になってしまうかもしれません。
しかし、ホットヨガでは汗をかき過ぎるくらいがちょうど良いんです。
現代人は空調の整った環境の中で生活していますから、汗腺の機能が低下しやすく、必要な場面で必要な分だけの汗をかきにくくなっています。
ですが汗にはそもそも、熱を持った身体を冷やす効果があり、しっかりかけないと熱中症にかかるリスクが高まることに・・・。
熱中症は若い人であっても命に関わる危険な症状です。
だから、水分補給と自分に合ったレベルのレッスンを受けるのがポイントになります。
水分補給とレッスンレベルを考えた受け方をすれば、熱中症も怖くない。
そして、ホットヨガで汗腺の機能を向上させて、しっかり汗をかけるようにもなれるんです。
高温多湿な環境で身体を動かすホットヨガは嫌でも汗をかきます。
少し暑い環境で気持ち良く呼吸し身体を動かすこと身体の芯から温まり、日頃汗をかかない人でも自然に吹き出してきます。
また体内の毒素は汗と共に流れ出ていくため、ホットヨガをすることでデトックス効果もあると言えます。
さらに毒素が出ていくと、体中の細胞が元気になって痩せやすい、疲れにくい、身体に変化していくのです。
ホットヨガのデトックス効果については過去に書いた以下の記事もぜひ参考になります。
ホットヨガでの汗のかき過ぎは問題ない!むしろ汗をかくと6つのメリットがある
ここまでで汗のかかない生活をおくると以下の4つのデメリットがあると解説していきましたね。
汗をかかない生活のデメリット
- 体温調節ができなくて冷え性になりやすくなる
- 体臭がきつくなって周りから「臭い」と思われてしまう
- 毛穴が詰まって開きっぱなしに?!化粧のノリも悪くなる
- 汗腺の機能が低下して熱中症になりやすい
では、汗をかくメリットにはどんなものがあるのか。
それが以下の6つです。
汗をかく6つのメリット
- 自律神経が整って基礎代謝がアップするから、冷え性が改善する
- 汗腺の道管部で再吸収機能が高まって臭いのないサラサラ汗になる
- 皮脂膜が作られて、肌のバリア機能アップ!化粧のノリがよくなるだけでなく美白効果もある
- 活性酸素のヒドロキシルラジカルが排出されやすくなって肌のハリツヤがよくなる
- 体温調整機能を取り戻せるから熱中症になりにくくなる
- たくさん汗をかけば気分もスッキリ!ストレス解消効果がある
それでは、もう少しくわしく解説しますね。
【汗をかくメリット】その1.自律神経が整って基礎代謝がアップするから、冷え性が改善する
汗をかくというのは、上昇した体温を下げるために必要なことです。
また、寒いときは汗腺をしっかりと締めて汗が出ないようにし、体温が下がらないようにします。
つまり、汗は必要なときにかいて、必要のないときにはかかないようにすることで体温調節をしているのです。
この体温調節がまさに、自律神経の働きで起こっています。
自律神経を整わせるために必要なのは、リラックスすることだったり、食生活を変えることだったりと言われることもあると思います。
ですが、自律神経が乱れてしまっている人に「リラックスしなさい」「食生活も変えなさい」と言われても、急にはできるものではありませんよね。
そこで活躍するのが汗をかくことなんです。
汗をかくことで、強制的に自律神経の働きを引き出します。
すると自律神経のリハビリができるので、繰り返していくうちに汗をかく場面と、かかなくていい場面をコントロールできるようになるのです。
そして場面に応じて自律神経をコントロールできるようになると、体温調節機能が働き始めるので、冷え性も改善しやすくなります。
汗をかくと自律神経が整っていき、冷え性の改善にもつながるのです。
【汗をかくメリット】その2.臭いのないサラサラ汗になる
ホットヨガでの発汗は問題はなく、むしろ汗のかき過ぎは汗腺の道管部で再吸収機能が高まるので、臭いのないサラサラ汗になります。
発汗と一口に言っても良いタイプもあれば、反対に悪いタイプがあるのも事実です。
悪いタイプから言うと大粒でべたつきが激しいものになります。
ミネラルの成分は再吸収されていないと、大粒でべたつきが激しくなるのです。
さらに、大粒なので蒸発が簡単ではないために、雑菌がたくさん繁殖をするため、気になるニオイの原因にもなってきます。
このような悪いタイプの汗は、ミネラル成分や塩分が身体から抜け出しますので、健康面を考えてもよくはないです。
対してよい汗は、真逆なので小粒であり、ベタベタはしませんし、嫌なニオイもほとんどありません。
毛穴から汗が出てきても、すぐに蒸発をしてしまうので、困ったニオイの心配もない上に、体温の調整事態もスムーズです。
こうした良い汗をホットヨガではかくことができますので、状態としてもサラッとしていますし、ニオイなどを気にする必要もありません。
べたつきがほとんどない理由は、これはミネラルの成分をほとんど含まないためです。
「じゃあ、何が汗として出ているの?」と思うかもしれませんね。
じつは良い汗は“水”を多く含んでいるのです。
(もともと水にはニオイも味わいもありませんよね。)
ホットヨガは楽しみながら健康を手に入れることができます。
なので、ホットヨガで汗をかき過ぎるからと言って、心配する必要はありませんよ。
【汗をかくメリット】その3.皮脂膜が作られて、肌のバリア機能アップ!
さきほども少しお話ししましたが、肌にはバリア機能というものがあります。
汗をしっかりとかくことで皮脂膜が作られて肌のバリア機能がアップするのです。
そして、肌のバリア機能がアップすると化粧ののりが良くなったり美白効果も期待できます。
“皮脂”と言うとどうしても悪いものと思われがちですが、じつは美白効果もあったのですね。
まさに、皮脂膜サマサマ・・・!
そんな皮脂膜を作ってくれる汗。
夏場以外では、汗をかく機会は少なくなってしまいがちです。
つまり、汗をかかない季節は皮脂膜が作られにくくなってしまい、肌を守る機能が低下してしまうんです。
(夏場であっても、普段からクーラーの効いた部屋で過ごしていれば、汗はかきにくいです。)
そこで有効なのがホットヨガ。
ホットヨガをすることで新陳代謝が高まり美白効果も得られます。
そして皮脂膜が適度に作られることでバリア機能がアップして肌のトラブルがおこりにくくなったり化粧のノリが良くなるというメリットもあるというわけです。
ホットヨガをすると、「驚くほど汗をかくため問題はないの?」と気になるところです。
ですが、全く問題はありません。
むしろ美肌効果を実感することができるでしょう。
汗をたくさんかいたからといって、皮脂が沢山出すぎるわけではありませんし適度な皮脂が出て肌を守ってくれますので乾燥肌が気になる方にも最適なアクティビティです。
肌のくすみが気になるという方も、ホットヨガで新陳代謝が促されるメリットがありますよ。
【汗をかくメリット】その4.肌のハリツヤがよくなる
ホットヨガの目的は身体全体に“温かさ”を与えて循環を促すことです。
汗のかき過ぎが問題のように思う人もいますが、むしろホットヨガの汗はよく出した方が良いです。
普通に熱いときにかく汗とは異なり、特定の温度内でポーズをとりながら呼吸を意識すると、排出される汗の成分の性質が変わります。
身体の中には活性酸素の一種であるヒドロキシルラジカルという物質があります。
このヒドロキシラジカル、周囲の物質を酸化させてしまうものです。
活性酸素であるヒドロキシラジカルは、体内では細胞を酸化させて老化を促進させてしまう作用があります。
ヒドロキシラジカルが大量かつ活発に働くと、肌はハリやツヤを失ってしまうことに・・・!
ですが逆に、ヒドロキシラジカルを身体の外に出すことができれば、肌のハリツヤの改善に繋がるわけです。
ヒドロキシラジカルは汗と一緒に排泄されます。
そしてヒドロキシラジカルが排泄されやすい環境が、ホットヨガなんです。
始めのうちは身体が慣れていないため、水分だけでなく、身体にとって大切な成分まで余計に出てしまうかもしれません。
ですが、ホットヨガを何回も繰り返していくと身体がヒドロキシラジカルを含んだ老廃物だけを排泄できるように変わっていくのです。
ただし汗を大量にかくと、もちろん体内の水分量が減ってしまいます。
水分量が減ってしまうと脱水症状になってしまうかもしれませんよね。
ですので何度もお伝えしているように。脱水症状を防ぐためにも、ホットヨガと水分補給はセットにしましょう。
そうして活性酸素を始めとした不純物・老廃物を排出しながら、綺麗な水を身体に入れていってくださいね。
【汗をかくメリット】その5.熱中症になりにくくなる
ホットヨガは大量の発汗を期待できるのが特徴で、汗をかくことで体温調整機能を正常化できます。
ホットヨガで汗をかき過ぎても問題はなく、むしろ適切に体温調整機能が働くので熱中症対策にもなるんです。
熱中症は命にかかわることもある重大な症状なので、早期の対策が必要でしょう。
なかには、友人や家族で夏に遊びに行ったけど熱中症になってしまって、それ以来、夏を楽しめなくなってしまっている人もいるのではないでしょうか。
もしくは、「スポーツをしているのだけど、なぜか夏場は熱中症になりにやすくて、夏の試合に行きたくなくなっている」という人もいるはずです。
そんな人にとって最も大切なことは熱中症にならないことであり、そのためにもホットヨガが役立ちます。
普段から体温調整機能を正常化しておくことで、夏場も快適に過ごすことが可能です。
熱中症になりにくい人の特徴のひとつに、発汗量がしっかりとあるという点があります。
「ホットヨガは汗をかき過ぎるから身体に悪いのでは?」と思うかもしれませんが、体内に蓄積した悪い汗を排出することは身体にとって大きなメリットがあります。
上手に発汗できる体質になることが熱中症を防ぐために大切なので、熱中症になりやすい人は定期的にホットヨガをする習慣を身につけてください。
身体をゆっくりと動かしていくポーズが効果的で、身体に大きな負荷を与えることなくインナーマッスルを鍛えて運動機能を最大限に高めてくれるのです。
ホットヨガは年齢を問わずに実践できますので、体温調整機能が低下していると感じる方は今から始めてください。
本来の体温調整・免疫機能を取り戻すことにより、あらゆる病気を予防するために役立つでしょう。
【汗をかくメリット】その6.ストレス解消効果がある
「日頃のストレスに悩まされていて解消法が見つからない」
「ストレス解消したいけど、解消するための時間が作れない」
仕事や人間関係の悩みが積み重なってストレスを溜めてしまっている人は多いはずです。
そのような人にも、ホットヨガでたくさん汗をかくと大きな効果があります。
それが、ストレス解消効果です。
汗をかき過ぎるほどホットヨガを楽しむと、気分がすっきりします。
そしてストレス解消効果が期待できますので、ホットヨガは汗をかき過ぎと思われるくらいたくさんかくと気持ちもリフレッシュできるんです。
とはいえ、そもそもなぜ汗をかくとストレス解消できるのでしょうか?
それは、体内では不必要な老廃物が汗と一緒に排泄されるからです。
日頃、ストレス解消の方法が見つからないというのは現代社会を生きる人たちにとって多くの人が抱える悩み。
そういうときにこそ、ホットヨガというツールをつかってたくさんの汗をかくとリフレッシュしてストレス解消できます。
ホットヨガをすると身体を動かすので、ホットヨガ自体にもストレス解消の効果がありますが、たくさん汗をかくことでよりその効果を強く実感することができます。
「激しいスポーツやジョギングなどがあまり得意ではない」という人でもホットヨガなら楽に続けられるという人は多くいますよ。
なので、激しい運動が苦手でストレス解消方法がみつかっていないという人は、緩やかな動きで構成されたレッスンもあるホットヨガがおすすめです。
腎不全の人はイライラしやすい特徴があるのですが、それは腎不全の人が腎臓で老廃物をこしとる機能が低下しているからと医療業界では言われているんです・・・!
60分のホットヨガで汗はどのくらいかいているの?水分補給が大切な理由
ホットヨガは室温40度程度、湿度60%以上で行うヨガ。
ホットヨガは大量の汗がボタボタと流れでるので、終わった後は着替えが必要になるほどです。
実際どのくらい汗をかくかというと、60分のホットヨガで約1リットル程度の汗をかくと言われています。
(人によって、ホットヨガのレッスン内容によって、異なります。)
1リットルペットボトル分の汗が、身体から出ていくんです。
ホットヨガ中は代謝も良くなってダイエットや健康にも効果的ですが、忘れてはいけないのが“水分補給”です。
1リットルの汗は通常で成人男性が1日でかく汗の量に匹敵します。
ですので、短時間でそれだけの水分を排出すると立ちくらみや気分が悪くなって倒れるということがあるんです。
そんな非日常的な発汗で体調をくずしたりしてホットヨガが嫌いになったりしないようにも、十分に水分補給することが、とっても大切なんです。
スポーツドリンクなどは体への吸収は良いですが、糖分も多く含んでいますので大量に摂取するのは要注意。
基本的には1リットル程度のお水を時間をかけてゆっくり飲むことが、失った水分を取り戻すのに大切です。
ホットヨガに集中していると水分補給をついつい後回しにしたり忘れてしまいがち。
気づいたときには脱水症状になったりすることもあるようですので、水分補給には常に気を配りましょう。
また、1リットルの水分補給は目安なので自分のかく量に合わせて補給する水分量も調節してくださいね。
ホットヨガで汗かき過ぎて心配になる人の3つの対策
ホットヨガで汗かき過ぎても心配がいらないどころか、健康や美容にも効果があるということをお伝えしてきました。
そしてむしろ、汗をかかない生活をすることのデメリットもお話しましたね。
ホットヨガで汗をかき過ぎることはいいんだ・・・。
でも、こんな思いも頭をよぎる人もいるはずです。
「ホットヨガで汗かき過ぎたら、汗が邪魔でポーズに集中できなくなってしまうのでは?」
そう感じたあなた、とても視点が鋭い・・・!
そうなんです、なんの対策もせずにホットヨガで汗をかき過ぎると、レッスンに集中できなくなってしまいます。
特に女性は、髪も長いですし、もう大変。
ということで、ホットヨガで汗をかき過ぎても気持ちよくレッスンを受けるための対策3選をお伝えしていきます。
その対策とは、以下の3つです。
その1.制汗剤は汗で流れてしまうので、タオルで汗をこまめに拭き取る
その2.汗で滑るときはヨガラグマットを活用
その3.汗が目に入るときはヘアバンドがおすすめ
それではひとつずつ、もう少し解説していきますね。
【汗対策】その1.制汗剤は汗で流れてしまうので、タオルで汗をこまめに拭き取る
ホットヨガに行く前には、制汗剤のスプレーをするという人も意外に多いいんです。
しかしホットヨガで汗をかき過ぎている状態では、制汗剤はあっという間に汗と一緒に流れていってしまいます。
これでは、制汗剤を付け直したとしても全く意味がありませんよね。
最近ではスプレーの他にも、クリームタイプやロールオンタイプなども売られていますが、これらを使用してもあまり効果は期待できないでしょう。
けれどもホットヨガで汗をかき過ぎると、ヨガマットに汗が垂れてしまったり、顔汗が目に入ってレッスンの邪魔をしてしまったりと大変。
そこで一番良い方法は、タオルで汗を拭きとるということです。
シンプルな方法ですが、最近のタオルは吸収性がいいので、きちんと拭きとれば、汗がレッスンの邪魔をすることもないでしょう。
【汗対策】その2.汗で滑るときはヨガラグマットを活用
「ホットヨガをすると、必ずと言っていいほど汗がにじんでくるから、ヨガマットに垂れた汗がすべって困る」という人もいるはずです。
ホットヨガで汗のかき過ぎが困る場合は、ヨガマットの上にヨガラグマット(ヨガラグ)を敷いてポーズを取ると滑ることなくできるので安心です。
人によっては制汗クリームを塗って滑り防止をすることがありますが、ホットヨガは汗をかいて老廃物を排出することが目的なのでおすすめできません。
ヨガラグであれば、ウールや綿素材になっていますので、汗を吸収してくれて滑るのが気になることも少なくなるでしょう。
また多少高価になりますが、シルク素材のヨガラグも足元の感覚が気持ちよくて使い心地が良いです。
逆に天然ゴムやポリ塩化ビニル等でできている普通のヨガラグは、撥水性があるため、たしかにホットヨガの使用時には不適切かもしれません。
ポリマー樹脂であっても吸水性は期待できません。
ちなみにヨガラグの大きさは普段使っているヨガマットの大きさに合わせるのがいいです。
バッグの中に持ち運ぶ場合は、やや小さめのものを選んでもいいかもしれません。
汗を吸収したヨガラグはこまめに洗うようにして清潔な状態を保つようにしてくださいね。
【汗対策】その3.汗が目に入るときはヘアバンドがおすすめ
ホットヨガで汗をかき過ぎてしまうと、汗が目に入ることもありますよね。
「目に入ると視界がぼやける」「塩分で目がしみたりしてヨガに集中できないので、なんとかしたい」と思っている人もいるのではないでしょうか。
この対処策としてはヘアバンドがおすすめです。
ヘアバンドをして髪の毛をまとめて置くことで髪から滴り落ちてくる汗を、目の方に向かって流れててくることを防ぐことができます。
最近では女性用のおしゃれなヘアバンドもたくさん販売されているので、ヨガウェアに合うヘアバンドをぜひ探して使ってみてくださいね。
汗のかき過ぎでホットヨガのレッスン中に倒れることはある?
ホットヨガは通常のヨガと比べても、高い温度と湿度の中で行うので新陳代謝もよくなります。
そして、新陳代謝がよくなるからこそ、今までホットヨガを行ったことがない人にとっては、暑くて倒れてしまうのではないかと考える人も多いです。
結論から言うと、普段運動を行わないという人でも、難しい運動ではないし、水分補給も行えるのでホットヨガで汗をかき過ぎて倒れることは少ないでしょう。
多くのホットヨガスタジオでは、ペットボトルなどをスタジオに持ち込んでもOKです。
だから、身体を動かしながら水分補給もできます。
そもそも倒れる原因は、急激な運動をして身体の中の水分が急激に減ってしまうことによって起こることが多いです。
ホットヨガは運動を行いながら自分の好きなタイミングでこまめに水分補給ができるので、運動をしないという人も気軽に行えるので問題はありません。
さらにホットヨガには身体の中の老廃物を汗と一緒に除去できて、体温調節もできるようになるので冷え性の人や汗をかきにくいという人にも向いています。
普段運動を行わない人でも少しずつ身体を動かしてリラックスができるんです。
ホットヨガで倒れるのが怖いという人は、喉が渇いてなくてもこまめに水分を摂取することで身体の中の水分量を保てて、健康的に運動ができます。
ホットヨガは今まで運動をしたことがない人にも気軽にできるものなので、気になる人もぜひ試してみてくださいね。
まとめ
ホットヨガで汗かき過ぎて不安になった経験のある人もるとおもいますが、いかがでしたか?
ホットヨガで汗をかきすぎても体調管理のための対策さえしっかりしておけば、問題ないと伝えていきました。
もちろん、ホットヨガで汗をかき過ぎる症状がかなり異常な場合は、病院で診察を受けた方がいいです。
診察を受けて健康面の問題がないと知った上であれば、ホットヨガで汗をかき過ぎてしまうという場合は、対策をしっかりしておけばよいかと思います。
どんな対策かというと、以下の3つを話しましたね。
その1.制汗剤は汗で流れてしまうので、タオルで汗をこまめに拭き取る
その2.汗で滑るときはヨガラグマットを活用
その3.汗が目に入るときはヘアバンドがおすすめ
この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。