「生理中にヨガの太陽礼拝はしてもいいの?」
「太陽礼拝の習慣を生理中に崩したくない・・・。」
太陽礼拝は、心身ともに穏やかな気持ちにしてくれるとても良いヨガワークです。
そんな太陽礼拝を生理中にもできるのならしたいと思う人も少なくないはず。
でも生理は、多くの女性にとって、いろいろと気を遣う時期のひとつです。
生理が始まると、体を動かすのが億劫になり、日常生活にも支障をきたすようになる人も多いです。
もしくは、生理痛や経血量が多く、イライラしたり、気分が落ち込んだりする場合もあるはずです。
そこで今回の記事では、生理中にヨガの太陽礼拝を行ってもいいのか、どんな注意点があるのか、を解説していきます。
それでは、まいりましょう。
生理中にヨガの太陽礼拝を行うのはOK!
結論から言うと、生理中にヨガの太陽礼拝を行うかどうかの基準は、生理中の不快感や痛みの程度によって、行うかどうかを決めましょう。
そのうえで、生理中にヨガの太陽礼拝を行うときの注意点や効果について解説していきます。
まずは、注意点からです。
注意点と行う判断基準
理想的には、生理初めの2日間は、激しいヨガのアーサナやエクササイズをしない方が良いでしょう。
ヨガの太陽礼拝においては、すべてをこなすのではなく、心地よくできるものだけポーズを採用するといった形です。
生理中の太陽礼拝は、あなたの身体の声も聞いてあげながら、進めていきましょう。
生理中に腹部の痛みやけいれんがない場合は、太陽礼拝は身体にとって負担にはなっていないと判断しても大丈夫です。

ヨガは、特別な道具が必要ないし、自宅で気軽にできるから、最近さらに人気になっているよね。正しく行えば、ヨガは妊娠中の女性や生理中の女性にとって最適な運動のひとつなんだよ!
太陽礼拝の効果
太陽礼拝の魅力は、生理がないときにも行えば、規則正しいサイクルが維持できます。
また太陽礼拝は、12種類のポーズと正しい呼吸を組み合わせた素晴らしいエクササイズ。
30分間の太陽礼拝で、約417キロカロリーが消費できます。
だから、生理中にヨガでダイエットを継続したいという人にもおすすめなんです。
太陽礼拝は、数回、適切な呼吸とともに優しく行えば、生理中のウォーミングアップやストレッチに効果的です。
生理中の太陽礼拝のやり方・方法
太陽礼拝はスーリヤナマスカーラとも呼ばれます。
12種類のヨガポーズを1セットとして行うヨガです。
心身の健康を保つために最も適したヨガワークのひとつになります。
そんな太陽礼拝を生理中に行うときのやり方を解説していきますね。
- STEP1プラナマーサナ(Puranamasana)
足合わせて立つ。息を吸いながら、両腕を横から上に伸ばし、胸の前で手のひらを合わせてナマステの姿勢をとります。
- STEP2ハスタ・ウッタナーサナ(Hasta Uttanasana)
息を吸いながら、両腕を上方から後方に伸ばします。このポーズは、つま先から指先まで、体全体を伸ばすのに役立ちます。
- STEP3ハスタ・パダーサナ(Hasta Padasana)
息を吐きながら、膝を曲げずに足先まで前かがみになります。あなたの手をあなたの足まで持ってきてください。
- STEP4アシュワ・サンチャラナーサナ(Ashwa Sanchalasana)
息を吸いながら、右足を後ろに伸ばします。床に膝をタッチし、見上げます。左足は、ちょうどあなたの手のひらの間にあるはずです。
- STEP5クンバカーサナ(Phalakasana)
息を吸いながら、もう片方の足を後ろに移動させて、両足を合わせます。腕は床に直角に保ち、体を傾けつつも直線になるようにします。
- STEP6アシュタンガナマスカーラ(Ashtang Namaskara)
両膝を床につけて、息を吐き出します。胸とあごを床につけ、腰を上げ、前に出ます。手、あご、胸、両膝、足など、体の一部が床につくようにします。
- STEP7ブジャンガーサナ(Bhujangasana)
腰を床に休ませ、前方にスライドし、コブラのようにできるだけ多くのあなたの胸を上に発生させます。この姿勢を維持するために、両手で支えます。
- STEP8アドームカシュヴァーナーサナ(Parvat Asana)
息を吐きながら、手と足を床につけたまま、お尻を上に持ち上げます。横からみたときに逆 V 形となるようなポーズです。かかとは床につくようにしましょう。
- STEP9アシュワ・サンチャラナーサナ(Ashwa Sanchalanasana)
ステップ4と同様に、左足を膝が床に触れるように後ろに伸ばし、右足を手のひらの間に持ってきます。
- STEP10ハスタ・パダーサナ(Hasta Padasana)
ステップ3と同様に、両足を揃え、手のひらを床につけます。膝をまっすぐにできない場合は、曲げてもかまいません。
- STEP11ハスタ・ウッタナーサナ(Hasta Uttanasana)
ステップ2と同様に、両腕を上に伸ばし、背筋を伸ばします。
- STEP12タッドアーサナ(Tad Asana)
息を吐きながら体を伸ばし、両腕を下げてリラックスします。
生理中の太陽礼拝が辛いときにおすすめのヨガ
さきほどご紹介した生理中の太陽礼拝に不安がある場合に、試してほしいヨガポーズを解説していきます。
解説をする前に、ヨガポーズを行う前提として以下の点も試してみてください。
- 腕、背中、脚の簡単な動きで体を温める。
- 瞑想は、感覚を落ち着かせ、生理中の女性が頻繁に経験する感情の爆発に対処するための最良の方法のひとつです。
- プラナヤマは、生理の最初の2日間、体を動かすことができない場合に行うことができます。心身を穏やかに保ち、生理痛を和らげることができます。深い呼吸は、生理中に非常に有効です。
上記は生理中にヨガをしてもかなり安全に試せるポイントになります。
ポイントを試したうえで、ちょっと物足りないと感じる人は、以下に紹介をするヨガポーズもぜひ実践してみてくださいね。
コブラのポーズ
コブラのポーズは別名「蝶のポーズ」「バッダコナーサナ」とも呼ばれます。床やヨガマットの上に座り、膝を曲げて両足の裏を合わせます。両足の裏を合わせた状態で、体に近づけ、背中を曲げずに正座します。生理痛や腹部の不快感を軽減するポーズです。
ジャヌ・シラーサナ
ジャヌ・シラーサナは、頭から膝までのポーズとも呼ばれます。床またはヨガマットの上に座ります。片足を外側に伸ばします。背中を伸ばし、指をつま先まで伸ばすようにします。伸ばす準備をするときに息を吸い、つま先まで届いたら息を吐きます。もう片方の足でも同様のポーズを行いましょう。
ウパビスタ・コナーサナ
ウパビスタ・コナーサナは、床やヨガマットの上に座り、両足をできるだけ大きく広げます。両足の間を前に曲げます。この姿勢で息を吸ったり吐いたりを数回繰り返します。
ヴァジュラーサナ
ヴァジュラーサナ(Vajrasana)は、生理中にも行うことができますが、ほどほどにしましょう。ヨガマットの上に座ります。膝を曲げて、足がお尻の下にくるようにし、手のひらを上に向けます。この姿勢を心地よく感じるまで続けます。

ヴァジュラーサナは、生理中の腹痛や骨盤の不快感を和らげてくれるよ。女性特有の腹部膨満感も軽減されるからおすすめ!
まとめ
今回ご紹介したヨガポーズを見ていただければわかるように、ヨガポーズは自宅で簡単に行うことができます。
しかも、多くのエネルギーを必要としないので、生理中に自分の快適さに合わせて行うことができます。
一見簡単そうに見えますが、まずはプロのヨガ講師から習うのをおすすめします。
なぜなら、ヨガポーズをとっている間の呼吸は、ヨガやどんな種類の運動にも不可欠な要素だからです。
ヨガや太陽礼拝をするときは、生理中やその他のときでも、タイミングよく息を吸って吐くことがとても大切です。
他のヨガポーズは生理中でも簡単にできるかもしれませんが、背中を激しく曲げたり、ひねったり、倒立したり、生理中は避けてほしいポーズ。
もちろんパワーヨガも生理中は避けましょう。
太陽礼拝も、極端に体を曲げたり伸ばしたりせず、静かに行うだけでよいでしょう。
なぜなら、生理中のヨガは、一般的に精神的、肉体的苦痛を和らげるために行われるからです。
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