「生理中はヨガでダイエットしない方がいいの?」
「生理中にヨガでダイエットしても痩せないのでは?」
ヨガインストラクターや健康の専門家は、生理中にヨガをした方がいいのか、しない方がいいのか、明言していません。
たしかに、「生理中にヨガでダイエットしてしまうと、身体に悪いのではないか」と心配に感じる人も多いです。
でもだからと言って、一日中ベッドに横になって、好きなドラマを見たり、快適な食べ物を食べたりしてしまうと、せっかく整えた心と体がまた乱れてしまうケースも。
なので、結論から言うと、生理周期に応じてヨガの強度を高めたり、低くしたりするのがベストチョイスなんです・・・!
生理周期全体を通してのホルモンの変動が、じつは代謝やヨガワークのパフォーマンスにさまざまな影響を与えることが、新たな研究によって明らかにされています。
つまり、ヨガワークのスケジュールを立てるときには、今のあなたが生理サイクルのどこにいるのかを把握するのが大切なんです。
この記事では、生理中にヨガをするとどんな効果があるのかを解説したうえで、生理周期別のダイエット方法について解説していきます。
生理中もヨガのダイエットを継続したいという高い意識を持っている人には参考になるはずです。
それでは、まいりましょう。
生理中にヨガダイエットをする効果
ヨガは軽い有酸素運動でもあり、筋力トレーニングとしての効果があります。
ヨガを含めた軽い有酸素運動や筋力トレーニングは、体のストレスや緊張を和らげ、気持ちを落ち着かせるのに有効です。
生理中はイライラやどんよりとした気分になりがち。
ヨガはそんな不快な症状を緩和させて、疲労回復にも効果的な運動なのです。
生理中にヨガダイエットを取り入れるときは、生理周期に合った強度で行うようにするといいよ!
生理中や生理周期別の運動について
生理中にヨガでダイエットをする場合、頑張るタイミングを間違えると効果が激減してしまいます。
反対に、良いタイミングでダイエットのためのヨガをすれば、代謝をアップできるだけでなく、生理周期の規則性を整えて生理中のけいれんや痛みも軽減できるんです。
結論から言うと、生理中にヨガでダイエットをするときは以下のように考えましょう。
- 卵胞期
→ダイエット効果が期待できる時期 - 排卵期
→ダイエット効果が期待できる時期 - 黄体期
→痩せにくい時期
では、どの時期でどのような負荷のヨガを行っていけばいいのか、詳しく解説していきますね。
卵胞期
生理周期の卵胞期は、生理の初日から始まり、排卵で終了します。
卵胞期は通常、生理周期の1日目から11日目までです。
卵子を放出する準備としてエストロゲンのレベルが上がり、精力増強がされるタイミング。
ヨガの強度としては、高めの強度で行うと、代謝をアップできる可能性が高いです。
排卵期
排卵期は生理周期の中盤、12日目ごろに起こります。
出血を促通しているホルモン、エストロゲンの値はまだ高いのですが、黄体形成ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)が増加します。
黄体形成ホルモン(LH)は排卵を開始させるきっかけとなります。
排卵を開始させる段階でも、エネルギーレベルは高いです。
一般的に、生理周期の排卵期には、気分が良くなるようなヨガやフィットネスを行うことを勧められています。
ジムでのトレーニング、ランニング、ウォーキング、サイクリング、ジョギングなどです。
もちろんヨガにも生理中にダイエット効果が見込めるため、おすすめです。
黄体期
排卵直後から始まるのが黄体期です。
約14日間(妊娠していない場合)続き、生理が来る直前に終わります。
ここではまだ排卵期のようなエネルギッシュさを身体に感じるかもしれませんが、生理が近づくと気分の落ち込みを感じ始めます。
低強度の有酸素運動、ヨガ、ピラティスなどが、生理周期に合わせた運動として推奨されています。
ヨガは生理前症候群を緩和するのに役立ちます。
生理中にヨガでダイエットするときの注意点
生理中に限った話ではないですが、ヨガに加えて以下のような健康的な習慣を実践すれば、生理中の体重増加や水分の滞留を防ぐことができます。
- 定期的に運動をする。定期的に有酸素運動をすることで、生理中の症状を軽くすることができます。毎日30分を目標に運動しましょう。
- 水分補給をする。1ヶ月を通して十分な水分を摂りましょう。そうすることで、体内の水分が節約されるのを防ぐことができます。
- 塩分の摂取を控える。ナトリウムを摂り過ぎると、水分の貯留が増えます。塩分の摂取を減らすために、加工食品を制限したり、避けたりしましょう。
- カフェインと砂糖を控える。カフェインや砂糖を含む食べ物や飲み物は、膨満感を悪化させる可能性があります。生理の2週間前には、これらの食品を避けましょう。
- ガスを発生させる食品を避ける。症状があるときだけでなく、1ヶ月を通して避けましょう。
まとめ
生理中は体調の波が激しい期間です。
強度の高すぎるヨガは避けた方がいいでしょう。
基本的には無理をしないのが重要です。
でも、ヨガが習慣化していて、ある程度の強度調整ができる状態になっているのであれば、規則正しく行うも大切にしてほしい点になります。
生理中はめまいや立ちくらみによる怪我には注意しながら、今のあなたの体力や気分に合ったヨガを行いましょう。
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