瞑想の効果は、あのGoogleが取り入れたことで一気に有名になりましたね。
Googleと言えば、従業員1人あたりの年間売上が1億円超という実績をたたき出しているので有名です。
従業員1人あたりの年間売上が1億円を超えるって、すごいですね・・・。
そんな実績をたたき出している秘密のひとつに瞑想の効果があったんです・・・!
瞑想の効果と言えば、集中力アップ。
突然ですが、そもそも人の集中力はどのくらい続くと思いますか?
金魚と人の集中力、どちらの方が長く続くと思いますか?
じつは、人よりも金魚の方が集中時間が長いんです・・・!
集中力がない人に仕事ができるとは思えませんよね。
そこでGoogleは、集中力アップを目的としたマインドフルネス瞑想を実施したのです。
その名も「サーチ・インサイド・ユアセルフ」。
なんともGoogleらしいネームセンス。
(あ、小馬鹿にしているわけではありませんよ。汗)
Googleが社員教育に導入して社員5,000人が実践したマインドフルネス瞑想ですが、じつはGoogle以外の企業や成功者も数多く取り入れられているんです。
- インテル
- スティーブ・ジョブズ氏はイベント10分前にバックステージの一角で瞑想をしていた
- 有名になる前のビル・ゲイツは、瞑想で集中力を極めすぎて、たまたまエレベーターのなかで一緒になったジョン・レノンに全く関心を示さなかった。
facebookやインテル、スティーブ・ジョブズ氏、ビル・ゲイツビジネスは、成功のために瞑想を効果的に活用していたと言われています。
インテル社は世界10万人の従業員に対し、9週間にわたる瞑想の基本的なトレーニングをベースとした、”マインドフルネスプログラム”を2014年から取り入れているんです。
「世界10万人に」って、瞑想(マインドフルネス)の展開の仕方がすごいですね。
数々の成功者と著名な会社が実践している瞑想。
そんな瞑想には、ビジネスにも役立つ“ある8つの効果”があったんです。
この記事では、瞑想のすごい効果を脳科学的に紹介していきます。
あなたも瞑想をすれば、なにをやっても成功してしまう「成功脳」になれるかも。
それではまいりましょう。
瞑想とは本来の自分を取り戻すツール
瞑想を経験したことがない人もいると思いますので、瞑想の効果を紹介する前に「そもそも瞑想とはなにか」を簡単に解説しますね。
瞑想とは、一言でいうと「いまこの瞬間に集中して、自身の心の動きを素直に感じ取ること」です。
あなた自身の心の動きを客観的に感じ取れると、ありのままの自分を受け入れられてストレスから解放されるだけでなく、本来の自分の価値観に従った選択もできるようになります。
ちょっと難しく思ったかもしれませんが、一度、生活のなかで今日感じた感情を思い出してみてください。
わたしたちは忙しい生活のなかで、イライラしたり、不安になったり、悲しみを感じたり、ときには怒りの感情が表に出てくるときだってありますよね。
そんな気持ちをどこにぶつけたらいいのかわからず、職場の上司や同僚、仲の良い友人に相談する人もいるはずです。
そして「人間だもの。ときには怒りたくなるって」と優しい言葉をかけてくれて、気持ちが安らぐかもしれません。
そんな優しい人たちを、これからも大切にしていきたいですね。
だけど、優しい言葉をかけてもらって安らいだ気持ちはほんの一瞬。
同じことが起きれば、またイライラする繰り返し・・・。
そしてなかには、そんなイライラしている自分が嫌いになってしまう心のキレイな人もいるはずです。
そんなイライラした頭の中をリセットして、心を整えてくれるのが瞑想なんです。
瞑想をすると、いまの自分の考えや心の動きを客観的に観察できるようになります。
心の動きを客観的に観察できると、心身ともにホッとするだけでなく、物事の捉え方まで良い方向に向かうのです。
すると、既に終わっている「過去」のことを思い悩んだり、どうなるかわからない「未来」のことを心配したりする状態から解き放たれます。
瞑想をすると、そういったストレスのもとになる雑念が消えていき、いまこの瞬間の自分を楽しんで心地よい生活ができるようになるのです。
これはまるで、しとしとと雨を降らせていた雲がゆっくりと晴れていき、あたり一面が明るくなったときのような心地のよさ。
人は気分が晴れていると、集中力が上がって本領を発揮できますし、多少のことでも他人に対して寛容になれるものです。
瞑想とは、いままで雲で隠れていた本来の自分を取り戻し、今この瞬間に喜びや幸せを感じられるようになるためのツールと言えるのです。
さきほどこの記事の冒頭でも話しましたが、そんな瞑想やマインドフルネス瞑想は今、Google社やFacebook社、インテルなどの大手企業が注目していて、実際に社内で取り入れられています。
瞑想のすごい効果8選
瞑想の効果として代表的なものは以下の8つです。
- 集中力アップ
- ストレス解消
- ポジティブ思考になれる
- 幸福感
- 自信が持てるようになる
- 免疫アップ
- ダイエット効果
- 人に優しくなれる
瞑想をするだけで集中力がアップして人にも優しくなれたら、周りの評価もうなぎのぼり。
そんな瞑想の効果が信じられないという人もいると思いますので、もう少し詳しく解説していきますね。
瞑想の効果1.集中力アップ
同じ60分でも、「集中できている60分」と「注意散漫な60分」とでは、仕事の出来栄えは違いますよね?
- そういえば、メールの確認しなくては・・・
- そういえば、書類はどこにあったっけ
- 今日の夕飯はなんだろう
- SNSに何か投稿されていないか気になるな
- あの子、いつも可愛いな
職場の可愛い子を見過ぎてしまう気持ちはちょっとわかるかも。でも完全に集中力が切れてしまっています。
ハーバード大学の発表によると、人間の心は平均して47%もの時間、目の前のこと以外に意識が向いてしまっているようです。
瞑想は「今、ココ」に意識を集中させる自己コントロール力をつけていきます。
仕事でも、「今、ココ」で考えるべきこと、つまり今やるべきことに集中できるのが効率アップに重要ですよね。
瞑想は、目の前の仕事に対する集中力を高めて仕事効率をアップする効果があるんです。
瞑想の効果2.ストレス解消
突然ですが、あなたは今、ストレスを感じてはいませんか?
2015年からストレスチェックも義務化されました。
会社のなかで、どうしようもない人間関係を抱えながらも、後輩のサポートをしているような”素敵先輩”もいるのではないでしょうか。
そんな人は、周りからの評価は高いかもしれません。
しかし、知らないうちにストレスを溜めに溜めて心はボロボロになってしまっているかも・・・!
そんなモヤモヤした気持ちとストレス解消ができれば、いつもスッキリした心持ちで仕事をできますよね。
そんなストレス解消にも効果がある瞑想。
瞑想はストレス解消してくれるから、クリアな頭になって効率よく仕事をする手助けになります。
実際、海外ではストレス、抑うつなどに対して”マインドフルネス瞑想法”として医療機関で活用されているんです。
そんな瞑想はストレス解消だけでなく、ポジティブ思考になれる効果もあります。
瞑想の効果3.ポジティブ思考になれる
ポジティブ思考になれれば、決断力と判断力がアップします。
責任がある立場だと決断力と判断力がチームの将来を左右するときだってありますよね。
そんな責任という重圧から、ある種の怖さや不安を感じたことはありませんか?
怖さと不安、じつは必要以上に増強させているのは他ならぬ、あなたの脳なのです・・・!
恐怖心を増強させて生み出しているのは脳の領域の中でも扁桃体というところ。
そして、扁桃体をコントロールしているのが前頭葉。
瞑想をすると前頭葉の活動を高められます。
と同時に前頭葉が偏桃体をコントロールできるから、恐怖心や不安といったネガティブな感情が生まれにくくなるのです。
さらに、のちほど話しますが、瞑想によって脳の右半分、右脳が優位になるのもポジティブ思考に影響しています。
「仕事を辞めたいけど今は辞められない」という人や「あれもダメ。これもダメ。新しいことに挑戦できない」状態の人、「上司のエコひいきに飽き飽きだ」なんて人もいるはずです。
そんな人は、瞑想でネガティブな感情から何か打開策や新しい気付きに変換できるかもしれません。
他にも不安な気持ちが強くてポジティブになりにくい人は、脳だけでなく自律神経の乱れからきている可能性も。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経が高ぶりすぎていると不安な気持ちが強くなって前向き思考になりにくいのです。
瞑想には、緊張や不安を落ち着かせてリラックスできる副交感神経を優位にしてポジティブ思考になれる効果があります。
瞑想の効果4.幸福感
あなたが仕事で幸福感を感じられる瞬間ってどんなときですか?
たとえば、今書いた伝票1枚が、どんな意味を持っているのか考えたことはありますか?
仕事に幸福感を感じるときって、人や社会にどう役に立てているのか気付けた瞬間だと思います。
「どう役に立てているか」を感じられれば、自然に笑顔も増えていきます。
ただ、忙しい毎日で「今やったちょっとした仕事がどう役に立っているか」なんて、考える暇がない人も多いはず。
そんなときに気付きを与えてくれる時間となるのが瞑想なんです。
瞑想の時間は心の整理ができます。
仕事のオン・オフを上手に切り替えられるための思考と感情のバランスを整えてくれるんです。
あなたの仕事が役に立っているかどうかわからなくなってしまうのは”仕事の業務しか考えられない”、いわば視野が狭くなってしまった状態になっている可能性があります。
見えている世界がすべて”仕事の業務”になってしまっているから、余裕がなくなってしまい、”気付き”の時間をとるだけの余力がなくなってしまう。
仕事のオン・オフが切り替えられれば、”仕事以外の時間”という世界がみえるようになって、「今やったちょっとした仕事がどう役に立っているか」を考えられるようになるんです。
「いやいや、仕事以外の時間を取ってしまうと、また仕事が溜まっていく一方だ」と反論を言いたくなる人もいるかもしれませんね。
ですが、”あなたの今している仕事がどう役に立っているのかわかってやる気の溢れた状態で仕事をする状態”と、”なぜ仕事をしているのかわからないけど仕事をしている状態”とでは、仕事効率が全く違います。
瞑想は仕事のオン・オフを切り替えやすくして、”気付き”と”仕事効率アップ”を与えてくれる効果があるんです。
瞑想をして”気付き”と”仕事効率アップ”がされれば、幸福感も感じられるはず。
ちなみに何年も瞑想をしている僧たちは、脳の幸福感を感じる部分(左前頭葉前部皮質)が普通の人よりも発達していると言われています。
(幸福優位7つの法則 ショーン・エイカー著より)
さらに、瞑想を行った20分後には、幸せホルモンとも言われている“5-HIAAというセロトニン代謝物質”が50%増加することが明らかになっています。
(参照文献:BUJATTI, M., and RIEDERER, P. Serotonin, noradrenaline, dopamine metabolites in Transcendental Meditation technique. Journal of Neural Transmission 39: 257?267,1976.)
瞑想は、普段何気なく行っている仕事を達成したときすらも、人を「ちょっと幸せにしてくれる」効果が実証されていたのです。
瞑想の効果5.自信が持てるようになる
じつはわたしも瞑想で自信を持てたひとりです。
瞑想と自信とのつながりを実体験も交えてお伝えしますね。
以前までのわたしは、自分に自信がなかった気がします。
自信があれば、もっと楽しい時間を過ごせたかもしれない・・・。
そんな風に考えるときもあります。
同じ仕事をしているのに、自信のある人はドンドン仕事を任せられ、置いてけぼりになってしまっている気がしていたのです。
自信のある人が本当に羨ましかった・・・。
でも、あるとき気付いたのです。
自信がある人とない人の違いがなんなのか
それは「与える」っていうこと。
「自分に自信がほしいのに、与えるってどういうこと?」と思いますよね。
でも、少なくともわたしの周りで成功している人は「与える」をかなり意識していたんです。
収入の10%を周囲にバレないように寄付していたり、集まりがあれば率先して幹事を請け負ったり、感謝の気持ちを常に持っていたり。
感謝の気持ちを持つことを、ヨガでは「サントーシャ」と言います。
サントーシャを育むために必要なのが「与える」なのです。
「与える」にも2つの種類があって、この2つを理解するとどうやって自分に自信をつけていけばいいか見えてくるはずです。
ということで、「与える」の2つの種類についてちょっとだけ解説していきますね。
「与える」の2つの種類
「与える」の2つの種類、それは“陰徳と陽徳”です。
周りに知られずにやる善行を陰徳、逆に周りにわかるような善行を陽徳といいます。
このうち、自信につながるのが陰徳。
陽徳はあってもいいのですが、度を過ぎると私欲に変わるとされています。
私欲はどんどん心に積み重なってしまい、理想の自分を求めすぎてしまう。
すると、プライドが高い精神状態になってしまうのです。
プライドが高いと、少しの成功では自信がつかなくなって、不安にかられてしまいがち。
「与えたのだから、貰いたい」の私欲に変わってしまいます。
これが自信のつかない原因の根にあるのです。
周りに知られずに行う善行「陰徳」は、し続けると私欲が少なくなって、小さな成功でも自信がついてきます。
そしてその自信が積み重なれば、大きな自信へとなるのです。
そんな陰徳の精神を作れるのがわたしの場合、瞑想だったんです。
陰徳の感覚をつかめたのは瞑想がはじまりだった
瞑想をしてから、「良いと思う行いはする」「悪いと思う行いはしない」、そんな心持ちで1つの方向に集中できるようになれたんです。
あなたも陰徳の感覚を瞑想でつかめれば、「与える」の本当の意味がわかるはず。
そして「与える」を続ければ、小さな成功の積み重ねができるようになるんです。
積み重なった小さな成功は、あなたの知らないうちに大きな自信へとつながっていきます。
瞑想の効果6.免疫アップ
「仕事のプレッシャーでストレスが溜まって体調を崩してしまった」
「上司からの圧に耐えきれず、体調不良が続いている」
そんな人も多いのではないでしょうか。
体調を崩してしまうと、そのあいだ仕事がストップしてしまうので、やるせない気持ちになりますよね。
仕事のためにも、家族に迷惑をかけないためにも、できれば体調不良になんてなりたくない。
そんな人に瞑想は効果的なんです。
瞑想には免疫力を高める効果があります。
瞑想中は、余計な雑念がなくなって脳がリラックス状態になります。
リラックス状態になると副交感神経が優位になるから、免疫力がアップするんです。
>> 副交感神経については、次の記事参照(準備中)
説明短すぎましたね。
わかりにくかったと思うので、もう少し説明をしておきます。
まず副交感神経を簡単に説明すると、内臓の働きを活発にしてくれる神経です。
内臓の働きが活発になれば、免疫力はアップします。
じつは体調不良の多くは、内臓の疲れからくるのです。
たとえば、アルコールを飲みすぎて二日酔いなときは、仕事がはかどらないですよね。
これはアルコールで内臓が疲れて体調を崩している状態。
アルコールが体内でしっかり分解されて尿として体外へ排出されれば、内臓が元気になって体調は回復しますよね。
内臓の疲れは、アルコールだけでなくストレスなどからもきますが、要するに、内臓が健康な状態にあることが大切なんです。
そして、そんな内臓の健康状態をコントロールしているのが副交感神経。
だから、瞑想をして副交感神経を優位にすれば、内臓が元気になって免疫力もアップするんです。
米精神医学誌「Translational Psychiatry(トランスレーショナル・サイキアトリー)」で発表された新たな研究報告によると、瞑想はストレスに関係のある遺伝子に良い変化を与えるだけでなく、ウイルス感染の抵抗力に関係する遺伝子にも変化を与えたとされています。
瞑想が免疫力アップにつながることは、科学的にも証明されているのです。
瞑想の効果7.ダイエット効果
「え?瞑想はカロリー消費できるわけじゃないし、ダイエット効果なんてあるの?」
確かに、瞑想をするだけでダイエットができるわけではありません。
しかし、ダイエットには絶対欠かせない“ある大事なもの”が手に入るんです。
そのある大事なものというのがこの3つ。
- 過剰な食欲が抑えられる
- 集中力アップでダイエットに挫折しない
- 食事で満腹&満足感を感じやすくなる
それぞれ詳しく解説します
①過剰な食欲が抑えられる
あなたは最近、「仕事で疲れて帰宅したあと、ふと気が付いたら食べている・・・」という経験をした覚えはありませんか。
または、女性なら「月経前のイライラするとき、ヤケに食べ過ぎてしまう」という人もいるはずです。
じつはそれ、ストレスが原因で過剰な食欲が湧いてしまっている可能性があるのです・・・!
いわゆる、ストレス食い(ぐい)というもの。
ストレス食いは、原因になっているストレスを上手くコントロールしない限り、元の食欲には戻らないんです。
そして、そのストレスをコントロールしやすくするのが瞑想。
瞑想をすると、自分の心の中にある「ひがみ」「そねみ」「ねたみ」「つらみ」を解放させてくれるのです。
瞑想をすると、攻撃的な心を穏やかにします。
そして、中立的な立場で自分のことを俯瞰(ふかん)してみられるようになるのです。
いままでは、ストレスと感じていた出来事。
その出来事に対して、新しい価値や判断、捉え方を生み出せるようになるのです。
すると、ストレスのコントロールがある程度できるようになります。
何をされてもストレスゼロな究極形態が、釈迦なわけですけど、
もちろん、そこまでなるには途方に暮れるような修行が必要で・・・。
そこまでストレスゼロにするのは難しいですが、瞑想はストレスコントロールをある程度可能にしてくれます。
そして、ストレスからくる過剰な食欲を抑えることができるのです。
②集中力アップでダイエットに挫折しない
さきほど、「瞑想は目の前の1点に集中する力が身につくから、仕事効率もアップする」と解説しました。
「目の前の1点に」という意味では仕事だけでなくダイエットも一緒です。
つまり、ダイエットに集中するという自己コントロール力が身につくんです。
たとえば、友達とのランチタイム。
友達と過ごす楽しい時間だから、ついつい舌触りの良いもの、高カロリーなメニューを頼みたくなりますよね。
でも、ダイエットに集中する心を忘れていなければ、そんなときでも「ダメダメ!わたしは痩せるんだった!」と自分を統制できるようになるんです。
瞑想で集中する力がつくと、ダイエットという目標にも集中できるから、自己コントロールができるようになります。
ダイエットに挫折しにくくなるのです。
さすが、瞑想パワー!
③食事で満腹&満足感を感じやすくなる
「食べる瞑想」という仏教の教えがあります。
「食べる瞑想」では、食事の満足感を量から質に変えられるんです。
最近こんな人があなたの周りにもいませんか?
- スマホをいじりながら食事する
- 仕事をしながら食事する
- テレビに夢中になりながら食事する
こんな状態で、美味しく食事ができるでしょうか。
答えは、もちろん“NO”ですよね。
食べものへの注意が薄くなるから、味覚も鈍くなります。
味覚が鈍くなるから、満腹感が得られにくくなる。
その結果、食べる量を多くして満腹感を得ようとするのです。
食べ物を口に入れるプロセスだけに意味があるようになってしまいます。
これではドンドン体重が増えるばかり・・・。
そこで大切なのが、五感を使った食事です。
ゆっくりと食べると、レプチンというホルモンが分泌されます。
このレプチン、脳内の満腹中枢を刺激するホルモンなんです。
満腹中枢がレプチンによって刺激されと、満腹感を感じやすくなります。
食欲というのは、ヒトの基本的欲求のひとつです。
食欲が満たされると満足感も得られます。
そして、この満足感は、幸福感にもつながるのです。
ハーバード医学大学院の調べによると、食欲が満たされたときの幸福感は、セックスと同じ幸福感だと言われています。
口に入れた食べ物の味をしっかりと噛みしめながら、喉の奥に送り込むから、普段より少ない量でも満足感・幸福感を感じられるのです。
結果、カロリー摂取が抑えられるからダイエットにも良い効果として表れます。
瞑想の効果8.人に優しくなれる
あなたの同僚や友人にとって、嬉しい出来事があったときに素直に喜べなかった経験はありませんか?
もしくは同じタイミングで入職した同僚が、先に出世したときに素直に祝福できますか?
人は、他人の偉大さや自分にはない能力を間近でみるとき、「見下されている感」を無意識に感じて他人の欠点を荒さがししてしまいがちです。
たとえばこれが、相手が「テレビの奥の人」であれば、冷静に考えられます。
ですが、身近な人であればあるほど感情的になってしまうものです。
自分の心の感情がそのまま行動に出てしまいます。
感情のままに行動してしまうと、最悪のケース、あなたの行動が周りに悪い評判として広まってしまうことも・・・!
そうならないためにも感情に、振り回されすぎない思考が必要になるのです。
そして、そんな思考を身に付ける手段のひとつが「瞑想」。
深い瞑想をすると、物事の受け止め方が変わります。
瞑想をすると、心が澄んで、曇りのない目で物事を捉えられるのです。
心が澄んで浄化されたとき、本来あなたが持っている「優しさ」と「穏やかさ」の意味を知ることができます。
すると、劣等感や嫉妬(しっと)という縛りから心が解放されて他人の喜びや幸せを自分のことのように讃えられるのです。
そして、他人に優しく接することの幸せも感じられます。
実際、米国の神経科学者の研究によると、「2歳児は自分がおやつをもらうときよりも、おやつを人にあげたときのほうが幸福感を感じる」という調査結果もあるのです。
深い瞑想は、自分と他人の違いを認め、受け入れられる。
そして他人との違いを知るから、自分の良さも見つけ出すことができるのです。
自分の良さ、強みを認めてあげられれば、他人にも優しくなれます。
瞑想の効果は脳科学で実証できる
あなたは瞑想に対して「座って目を閉じているだけで人生変わったら、何も苦労しない」と思ったことはありませんか?
または、「瞑想やってみたけど、効果ないよ」という人もいるかもしれませんね。
確かに、“座って目を閉じて落ち着いているだけ”な状態では何も得るものがありません。
ですが、瞑想のコツを掴んで実践すれば、成功脳になることができるんです・・・!
じつは、瞑想の効果は、脳科学的にも実証されています。
「脳画像、ちょっとわかりにくいわ」
「これは頭を上から見下ろしている。
色が赤いほど活動していて、青いほど活動が抑制されているんだ。」
「へぇ~、なんか子供がオネショした地図みたい。」
脳画像をみると、瞑想前は左脳が赤く染まっていて活動的になっています。
瞑想後は左脳の活動が下がっているのがわかりますね。
成功脳になるための理想は、左脳と右脳の活動バランスが重要です。
右脳の活動→上げたい
さきほどの脳画像をみると、しっかり左脳の活動が下がってますね。
対象者が初心者だったので、右脳の活動が上がるところまではいっていませんが。
「え!?左脳の活動が下がったら、ダメやん!」
こんなことを言うあなた、危険です!
それは失敗脳になっていまっている可能性が・・・!
次は、なぜ左脳の活動は上がってはいけないのか。
逆になぜ、右脳の活動は上がった方がいいのか、解説していきます。
失敗を引き寄せる左脳偏重とは
左脳偏重とは、脳の活動が左脳に偏る状態です。
画像でみると、左脳の方が右脳よりも活発になっている状態を指します。
左脳といえば、一般的に論理的な思考を行う、いわば人間の知性の高さを象徴するように言われることもあります。
ですが、その賢さがアダになることだってあるんです。
左脳は、
- 目に見えるものしか信用しない
- 男性性
- 行動が論理的
- 競争を選ぶ
- 自分と他人を分離(一体感の真逆)
- 過去の経験から物事を判断していく
- 西洋的
といった特徴を持つ脳です。
「自分だけが得すればいい」
「自分のことだけ守れればいい」
「そのためには戦うし、喧嘩もする」
実際、この左脳的思考で西洋は戦争を繰り返してきたわけです。
自分のためなら手段を選ばない。
これが仕事の現場だったらどうでしょう。
あなたは、自分のためなら手段を選ばない上司の下で働きたいと思いますか?
成功を引き寄せる右脳偏重とは
「脳の活動が右脳に偏る」と書いて右脳偏重。
右脳といえば、”感情や創造力を司る”と一般的には言われていますよね。
そんな右脳が活発になると、
- 目に見えない神秘の力(潜在能力)を発揮できる
- つながり
- 一体感
- 調和
- 東洋的
- 愛
- 女性性
- 過去に囚われ過ぎない判断ができる
といった効果を発揮します。
左脳偏重の人は、
「同僚に負けない作戦を考えよう」
「俺の方があいつよりも上司に評価されている。ふふふ」
「今日は、僕の方があの人よりも売り上げで勝ってる」
「僕はあの人よりモテて、女性経験も豊富。勝ち組だ」
「あいつは俺より狭い家に住んでいる」
「僕の方が精神的に出来ている。私は選ばれて生き残る」
といった邪念があります。
こんなこと考えていたら、誰だって目の前の仕事に集中できないですよね。
左脳偏重から右脳編重へシフトすると、これらの邪念がなくなって、やるべきことに集中できるのです。
スタンフォード大学の研究によると、ある会社で瞑想とマインドフルネスを7週間取り入れたところ、スタッフは仕事に優先順位をつける時間を作るようになって業務の無駄時間を避けるのが上手になったとされています。
優先順位をつけて、今集中すべきことに集中する。
これって、当たり前のようで出来ていないことですよね。
いやいや、当たり前だからこそ、実践するのが難しい。
そんなパラドックスが潜んでいるんです。
瞑想をすると、右脳編重が促されて集中力を高めてくれます。
すると、業務を次々に効率よく処理する“できるビジネスマン体質”になれるんです。
瞑想の時間帯はいつがベスト?【朝と夜、どっち?】
瞑想は朝と夜、どっちがベストなのでしょうか。
結論から言うと、瞑想は朝の時間帯がベストです。
さらに言うと、”朝起きた後”が理想的。
理由としては、以下の2つになります。
- 頭が冴えている
- 周りが静か
初心者の人が瞑想をするときに最も大切なのは、「集中できる環境」です。
瞑想は雑念と取り除き、自分の心から一旦離れて呼吸に集中する作業になります。
体が疲れたり、満腹で眠くなっていたりすると、雑念に引っ張られてしまいやすいのです。
朝起きた後は、1日のなかで最もエネルギー補給がされている時間ですし、ご飯も食べていないので、集中しやすくなります。
また、朝であれば、家族や周りの家の人も活動を始めていませんし、外の車の音なども気になりにくく集中しやすい環境です。
初めて瞑想をする人は、まず環境が大切。
朝起きた後は、静かで落ち着いた環境のなかで瞑想ができるので、おすすめの時間帯になります。
とはいえ、朝の時間を確保するのが難しい人もいるはず。
そんな人には、時間の確保しやすい「寝る前」のタイミングもありです。
寝る前の瞑想は、深い睡眠、ノンレム睡眠をとりやすくして朝の目覚めをスッキリさせてくれます。
まずは時間のとりやすい寝る前に瞑想をしてみて、効果を実感したら瞑想の時間を朝にシフトしていく、という方法もありです。
瞑想のタイミングとして、「会議中や歩いていてもできる」といった見解をしている専門家もいます。
確かに、「どこでも瞑想ができる」というのは本当です。
ですがそれは、上級者の話。
初心者が始めるなら朝か夜寝る前の時間から始めてみましょう!
瞑想の効果がすごい!筆者が結婚できた理由
「やられたらやり返す(倍返しだ!)」
「彼女ができないのは周りの見る目がないからだ」
これらは筆者が瞑想を受ける前の腹のうちの声。
まさに、ダメダメ人間です。
本当に、救いようがありません・・・。
でも、こんな気持ちは持っていました。
「自分を変えたいけど、変えられない・・・。」
そんなときに知ったのが瞑想でした。
そして、わたしが実際に効果を感じた瞑想は、悟りの最高位を開いたとされている仏陀(ぶっだ)が行っていたヴィパッサナー瞑想です。
ヴィパッサナー瞑想を一言でいうと「今この瞬間に気付きを持つ」に尽きます。
そんなヴィパッサナー瞑想には2つの瞑想方法があるんです。
- アーナーパーナー瞑想
- ヴィパッサナー瞑想
アーナーパーナー瞑想とヴィパッサナー瞑想は、いろいろなところで講座やセミナーが開催されていますが基本は一緒。
習得の手順は、アーナーパーナー、ヴィパッサナーの順になります。
ここからは私が実際に講座で体験した内容も交えて、アーナーパーナー瞑想とヴィパッサナー瞑想について解説していきますね。
アーナーパーナー瞑想
アーナーパーナーとは、鼻の穴の出口に意識をおいてひたすら呼吸を繰り返す瞑想です。
ときも忘れてしばらく瞑想をしていると、
- 中学校のときの部活の悔しい思い出が頭をよぎったり
- 高校生のときに付き合っていた彼女が現れたり
- 仕事がうまくいかなかったときの映像が浮かんできたり
- 不倫理的な妄想までも思い浮かんできたり
記憶に強く残っている過去の出来事が雑念となって次々に湧き出てきます。
雑念が浮かんだら、再び呼吸に意識を戻す作業です。
講座会場の前方から70歳後半くらいの指導者の声が、耳から入ってきます。
「意識がそれてしまっても5分以内に戻ってきたら問題ないですからね」
それでも雑念が消えなくても大丈夫。
どうしても雑念が消えないときは、少しだけ呼吸を強くしていきます。
こんな単純作業が3日半、時間にしたら35時間、ただひたすら続く・・・。
自分としては、呪文を唱えながら瞑想をするマントラの方が断然ラクです。
でもアーナーパーナーは、マントラ自体も雑念と捉えているので禁止されています。
ここは、薄暗い教室の中で30人ほどが集まっているのに、誰とも話すこともなく瞑想している空間。
普通に考えたら、この状況「どうかしてるぜっ!」・・・です。
鼻の穴の出口に意識を向け続けている時点で普通ではないですが・・・。
アーナーパーナー瞑想の回が終わると、一歩離れて客観的に雑念を観察する感覚がなんとなくわかってくるはずです。
私の場合は今芽生えている不安だけでなく、ストレスやイライラ、人間関係についてを客観的に、まるで自分を斜め上から観察しているかのような感覚になってきました。
アーナーパーナー瞑想の次は、ヴィパッサナー瞑想に入っていきます。
ヴィパッサナー瞑想
ヴィパッサナー瞑想とは、「いま、この瞬間を捉え続ける」瞑想です。
「いま、この瞬間を捉え続ける」のが、頭をよぎる妄想を捨てられるコツかなと思います。
いまこの瞬間を捉え続けて、妄想を遮断する境地、それがSati(サティ)なんです。
サティが続くと、どんな微細な動きにも気付けるようになります。
だから、ヴィパッサナー瞑想のときは体の微細な動きに意識を置くんです。
「体の微細な動き?なんだそれ?髪の毛がいまどのくらい伸びたかでも意識しろっていうのか?」
はてなマークが頭の上についた人もいるかもしれませんね。
まぁ、そんなに難しく考えずに、動いているかどうかわからないナマケモノを観察するようなものだと思ってください。
じつは体は目に見える動きを止めたとしてもブルブル震えるように小さく小さく動いているんです。
というのも、動かなくても血液は血流を流れますし、細胞は細胞分裂を絶え間なく続けています。
呼吸だってしないといけないですから、そのために必要な筋肉だって動いているのです。
そんな体の微細な振動に意識を向けるのが「ヴィパッサナー瞑想」。
ヴィパッサナー瞑想はすぐにやっても感じ取れません。
だから、アーナーパーナー瞑想で比較的わかりやすい呼吸に意識を向ける訓練をしてからヴィパッサナー瞑想をするのが王道な手順です。
そんなヴィパッサナー瞑想をわかるようになって(といっても、まだまだですが・・・)、仕事や生活にも良い変化がありました。
次は筆者が日常生活で感じたヴィパッサナー瞑想の効果をお話ししますね。
瞑想の効果1.相手の立場を考えるようになった
筆者の職場は3年に1回は部署異動をするような、リハビリ業界ではちょっと特徴的なところです。
3年って、正直やっと部署全体が把握できるようになって、これからが楽しいところという段階。
そんなときに部署の異動を命じられるんです。
だから、6年たったころには部署内のスタッフがコロッとほぼ全員がいなくなるようなローテンションになります。
部署に残るスタッフは“リーダーのみ“なんです。
こんな状況に、瞑想を受ける前は「また異動か。慣れたスタッフも減った部署で質の高いリハビリができるわけがない。リーダーだけズルい」と歪(ゆが)んだ考え方をしていました。
ですが瞑想を受けた後は、部署異動に対して「部署を異動させてもらっている」「部署が変わるたびに、人のつながりを作らせてもらっている」と心から思うようになったのです。
そして、人事異動の運営会議は年度末になると夜の8時までやっていることも。
毎年人事異動をするのは、科長も大変ですし、私たちひとりひとりを頭に思い浮かべながら、良い潤滑油となるような人事配置を考えてくださっているはずだと思うようになったのです。
もしも筆者が60人以上いるスタッフの人事異動調整をするとなったら、頭がパンクします。
そんな科長の立場と苦労を考えると、「病院に貢献できるよう、頑張ってみようかな」って思えるようになったのです。
相手の立場になって物事を考えると怒りや不満から解放されます。
怒りや不満から解放されれば、毎日の生活が豊かになる。
相手に対しても愛情をもって接せられるようになれるのです。
瞑想の効果2.怒り感情が少なくなって心が穏やかになった
瞑想をすると、ネガティブ感情の反応が劇的に減ります。
筆者は週に1回フットサルをしているのですが、これが結構激しいんです。
体を強く当てられるのは当たり前。
しかも、倒れても誤りの言葉すら生まれない雰囲気なんです・・・!
瞑想をする前は、「倒されたらやり返す」気持ちが、正直ありました。
ですが瞑想を会得した後は、「プレーに影響するから、妬(ねた)みながらフットサルをしたくない」「倒されにくい体を作るチャンスだ」とポジティブな気持ちで捉えられるようになったのです。
いまは妬みや怒りといった感情が消えて、フットサルは以前より楽しんでできています。
瞑想の効果3.集中力が増して仕事もプライベートも充実
筆者が瞑想の効果を一番実感したのが、これです。
じゅ、充実感・・・っ!
というのも、じつは結婚している奥さんが職場の同僚なんです。
瞑想の効果で集中力が高まったので、仕事の効率もよくなりました。
すると、あるプロジェクトのリーダーを任されて、そのとき側近としてよく相談にのってくれていたのがいまの奥さん。
結局、そのプロジェクトをきっかけに付き合い始めて、いまに至ります。
もちろん、いまでも仲良く暮らしていますよ。
しかも、いま奥さんのお腹の中には新しい命も・・・!
仕事とプライベートの充実感って比例するってよく言いますが、まさにその通りです。
瞑想は恋愛成就の効果もある?
「瞑想するだけで恋人ができたら苦労しないよ」と言いたくなりますが、
下にスクロールして読み進めてもらえれば、1分後にはどこで瞑想ができるのか探したくなるはずです。
結論から先に言うと、瞑想をするとポジティブエネルギーが高まって、「行動」できるようになるから恋愛成就につながるんです。
実際、筆者も先ほど話したように瞑想で恋愛成就できた張本人。
人は1日に6万回も選択をしていると言われています。
そして、1日の選択の90%は無意識でしているんです。
突然ですが、ここでちょっとした問題をやってみましょう。
階段を上るとき、どっちの足から踏み出していますか?
これらの質問にすぐに答えられる人は少ないですよね。
要するに、人は無意識に思考を展開して判断をしているのです。
もしもあなたが無意識に「あの子とは付き合えないだろう」と思っていたらどうでしょう。
「告白して付き合えなかったら周りからどう思われるのか心配・・・」もしくは「告白してもどうせ振られるのがオチ」と無意識にネガティブエネルギーばかり使っているかもしれないんです・・・!
劣等感や嫉妬といったネガティブエネルギー。
瞑想にはそんなネガティブエネルギーを浄化してポジティブエネルギーに変える効果があるんです。
ポジティブエネルギーが高まると「あの人と付き合って街中をデートしたら楽しいだろうな」「辛いことがあってもあの人がそばにいてくれれば乗り越えられる」と付き合った後に得られるポジティブなイメージを想像できるようになります。
ポジティブなイメージができると、「恋愛成就するために髪型やファッションなどの身なりを変えたい」「恋愛成就するためにどんな立ち振る舞いや言葉遣いが魅力的なのか」など前へ前へドンドン進めるようになるのです。
付き合えない理由ばかり探しても、実際に告白してみないと恋愛が成就するかどうかはわかりません。
足が今一歩前に踏み出せないという人の背中をポンっと押してくれるのが瞑想の効果なんです。
マインドフルネス瞑想の効果が絶大と話題に
Googleが社員研修として取り入れてから話題になっているマインドフルネス瞑想。
「NHKスペシャル」「サイエンスZERO」「ガッテン」でも紹介されていま注目を浴びているんです。
そもそも、瞑想とマインドフルネス瞑想の違いはなにか知っていますか?
瞑想(Maditation)とマインドフルネス(Mindfullness)。
ダライ・ラマ法王の主治医を務める医師で僧侶のバリー先生はこう表現しています。
マインドフルネス瞑想の良さは、
感情に流されて行動するのではなく、
いまこの瞬間の感情に気付き、
そんな感情になっている自分を、
見つめる時間を作れる点です。
いまこの瞬間の感情を見つめられるので、感情のまま行動してしまったらどうなるのか、冷静な判断ができるようになります。
いわば、会社の社長が社員の愚痴を聞いているのと一緒です。
社長も人間。
自分に対する愚痴を言われて良い気分になる社長はいません。
だからといって、怒りのままに社員を怒鳴り散らしてしまっては会社が続きませんよね。
「そうだね、そんな不安があったんだね。わかるよその気持ち、伝えてくれてありがとう」
社長にそう言われたら、追撃をしてくる社員はいないはずです。
マインドフルネス瞑想をすると、心やマインドに先を見据えるという“スペース”を作ってくれます。
スペースができると心身がすっきりするので、最善の判断ができるようになるのです。
最善の判断ができれば、当然ですが仕事の成果も上がりますよね。
「仕事で社会貢献をしたい」「出世をして家族や部下を守りたい」という人にはマインドフルネス瞑想が絶大な効果を発揮するかもしれません。
【1日10分】瞑想のやり方をわかりやすく解説
「わかりやすく解説」と書きましたが、1回の講演で300万円以上の講演料をいただいている“あの人“に解説してもらうのが一番だと思います。
それでは、まずは入門編。
気になる“あの人”とは・・・?!
【マインドフルネス瞑想の基本】
https://youtu.be/OK31TqFE44A
いかがでしたか?
わりと気軽に瞑想をトライできそうな感じもしませんか?
さすがはメンタリストDaiGoさん。
とてもわかりやすい基本の説明だったと思います。
入門編で瞑想のやり方の基礎「①姿勢をただす」「②呼吸をゆっくりにする」「③注意のコントロール」がわかったら、次は実践編です。
【マインドフルネス瞑想の実践】
いろいろ見ましたが、こちらの動画がマインドフルネス瞑想はじめての人に一番おすすめです。
絶妙なタイミングでコーチングしてくれるところもグッドな動画です。
ぜひ瞑想のやり方の参考にしてみてくださいね。
上記の動画をみて実践しても、瞑想初心者の人にとっては「この方法であっているのかな・・・」と心配になる人もいるかもしれません。
そんな人は、瞑想の熟知しているインストラクターに直接学べるセミナーや研修に参加してみるのもありです。
どのくらいの期間続ければ瞑想の効果を実感できるの?
どのくらいの期間で瞑想の効果を実感できるかは気になるところ。
ここまで読んでくださっている人は瞑想によって得たい効果が、ある程度明確になっている人が多いでしょうからね。
「どのくらいの期間で瞑想の効果が表れるのか」
結論から言うと、個人差が大きいという回答しかできません。
というのも、瞑想の効果が実感できる期間は以下の3つの要素で決まってくるからです。
- 瞑想の正しいやり方を実践しているか
- 瞑想の目的がどこにあるのか
- 瞑想をするあなた自身の心身状態
1.瞑想の正しいやり方を実践しているか
確かに、自己流で瞑想をしていても、いつか効果の実感できる日はくるかもしれません。
ですが、期間の限られている場合、自己流瞑想では期間内で効果を実感する確率はグンっと下がるります。
正しいやり方で瞑想をするためには、瞑想ですでに悟りを開いている人に教わるのが最も近道です。
「悟りを開いていなくても、教え方が上手であればいいのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、口先だけの指導と、実践を交えた指導とでは、どちらの指導を受けたいですか?
口先だけの指導では説得力に欠けますよね。
説得力に欠けるので、無意識に「本当にこの人の言っている瞑想のやり方でいいのだろうか・・・」という雑念が入ってきてしまい、効果を実感するまでに時間がかかってしまうのです。
だから最低限、「瞑想で自分自身の心身状態をコントロールできる」レベルの指導者から教えてもらう方がいいでしょう。
2.瞑想の目的がどこにあるのか
現在位置から瞑想の最終目的地までどのくらい離れているかで瞑想の効果を実感する期間は当然変わってきます。
「1度、頭をスッキリさせたい」や「集中する時間がほしい」といったところに最終地点フラグがあるのではれば、おそらく30分程度で瞑想の効果は実感できるでしょう。
ですが、「仕事の効率アップにつなげたい」や「ストレスフリーになって常に心を穏やかな状態にしたい」などといった瞑想している時間以外にも効果を持続させるような段階になってくると、話は変わってきます。
というのも、瞑想には大きく分けて2つの段階があるとされているからです。
第2段階:至福瞑想
第1段階の深層瞑想では古い記憶にアクセスしたり、無意識の中にしまっておいた”思い出したくない過去”と触れ合う段階です。
深層瞑想では、記憶という倉庫の中にしまっておいた古い記憶の扉を開けることになります。
深層瞑想をクリアしていくと、今度は第2段階である至福瞑想です。
第2段階の至福瞑想では、快感やエクスタシーといったものを感じる段階です。
至福瞑想は、ぐっすり眠れて朝起きたときの気持ち良い感覚に似ています。
また、人によっては、頭から空に向かう意識と足から地球の中心に向かう意識を感じることもあります。
この感覚を感じられると、瞑想の最終目的地まで達しているでしょう。
瞑想の最終目的地に到達するには筆者の場合2カ月かかりました。
3.瞑想をするあなた自身の心身状態
自分自身の心身状態を整えると、瞑想の効果が高まります。
反対に、心身状態が不安定なまま瞑想をすると効果は出にくくなってしまうんです・・・!
瞑想の基本に「調身(ちょうしん)」「調息(ちょうそく)」「調心(ちょうしん)」というものがあります。
わたしたちの身体と呼吸と心はつながっています。
ですが、いきなり心を変えるとなると難しそうですよね。
そこで、まずは意識でコントロールのできる身体と呼吸を整えていきましょう。
身体と呼吸、調身と調息ができたら、最後に心、調心です。
調身
背筋をスッと心地よく伸ばして瞑想をしましょう。
そのとき、無理に背筋を伸ばすのではなく、見えない紐で頭が引っ張り上げられるように自然に姿勢を整えていくのがポイントです。
姿勢が整うと、背骨の間を通っている太い神経が圧迫されなくなり、全身の血流も「ドク、ドク」っと流れ始めるので、良い状態で瞑想をできます。
調息
調身がととのうと、猫背ぎみだった姿勢がピンっと伸びます。
呼吸で重要な横隔膜という胸とお腹を隔てるようにテント状の筋肉が働きやすくなるのです。
さらに、縮こまっていた胸も広がるので、肺に空気が入りやすくなります。
わたしたちはイライラしているときや緊張しているとき、呼吸が浅く短くなりがちです。
調息では、呼吸を長く、ゆっくりと意識的にしていきます。
すると脈拍の打ち方も穏やかになり、心も落ち着くのです。
「息」という漢字は、「自分」の「心」と書きますが、調息をすると自分の心の状態、今どんな感情をもっているのか、気付けます。
調心
ヨガ最古の文献であるヨガスートラにも「心の動きを止めることこそヨガの神髄」と書かれています。
心の動きとは、多くの場合「欲望」を指しています。
あふれ出てくる欲望を一旦“無”にすると、「本当の自分」に出会えるとされているのです。
そして、この状態こそが調心。
いままで信じていた自分は「自分はこうであるべき」とする自分で、自分観ともいえる存在です。
間違った自分観は心や身体に執着を生んで、苦痛が引き起こされます。
ヨガスートラでは、瞑想によって「本当の自分」を見極めると、今抱えている問題や苦痛から解放されていくと説かれているのです。
これら3つの「調(ちょう)」をバラバラにするのではなく、同時にできると瞑想の効果がグンっと高まります。
瞑想の効果をより短期間で得るための方法とコツ
瞑想の効果は早い人だと10分で実感するでしょう。
ですが、瞑想で得た“気付き”を何もせずそのままにしておけば、ほとんどの人が仕事やプライベートに生かしきれず、「瞑想をしただけ」状態になってしまいます。
せっかく忙しい中瞑想の時間をとっているのだから、しっかりと生かしていきたいですよね。
そこでポイントなのが、「日常生活をどう過ごすか」なのです。
これはいわば、足を骨折したときに受けるリハビリと一緒です。
リハビリを受けているそのときは、プロの手を借りて痛みが和らぐかもしれません。
ですが、リハビリを受けるだけで日常生活に戻った瞬間、いつも通りダラダラしているだけでは筋肉が衰えてしまうので、当然また同じ痛みがぶり返してくるものです。
瞑想もリハビリと一緒で、日常生活の中で取り入れてこそ、瞑想の効果を真に感じられるようになります。
では、具体的に日常生活の中にどう瞑想を取り入れたらいいのか、2つの例を紹介します。
日常生活に取り入れる方法
- 悩みや問題に対する視野を広くする
- 人に思いやりの気持ちを持つ
日常生活に取り入れる方法1
【悩みや問題に対する視野を広くする】
瞑想をすると感情と思考を分けて考えられるので、気持ちがリセットされて視野が広がります。
瞑想をすると、見ている世界のフレームが広がります。
ですので、「自分だけの世界」から「世界のなかにいるひとりが自分」という捉え方になれるのです。
自分を世界という大きな視野のなかから俯瞰(ふかん)できるため、悩みや問題に対する解決策を違う角度から見つけ出せます。
日常生活の中で、「自分」を大きな世界から捉えることで、偏見や先入観、固定概念に気付き、物事の見方が変わり、囚われから解放されやすくなるのです。
日常生活に取り入れる方法2
【人に思いやりの気持ちを持つ】
人とのつながりを大切にして、人間関係を豊かにしていけるのも瞑想の効果のひとつです。
瞑想をすると、自分自身の内面をみつめ直します。
すると、いままで気付かなかった自分を発見できるだけでなく、“嫌いだった自分”を受け入れてあげられるのです。
日常生活でも他人を受け入れてあげる心を習慣化すれば、他者の共感をする“”共感力“が身につきます。
そして共感力がつけば、他者を自分事のように大切にできるので、思いやりやつながりの感覚が高まって、人間関係が豊かになっていくのです。
瞑想の効果が出るまでの期間
前もって念を押しておきますが、瞑想の効果が出でる期間には個人差が大きいです。
ただ、大まかな目安がないと試せるものも試せませんよね。
そこで、以下に瞑想の効果が実感できる期間をざっくりとまとめてみました。
よかったら、なにかの参考にしてみてください。
瞑想を始めてから体の小さな変化に気付くまで・・・1~2日くらい
ハイヤーセルフに出会う・・・2カ月くらい
クンダリーニが昇華する・・・3カ月くらい
スピリチュアルガイドに出会う・・・5カ月くらい
悟りを開く・・・数年~数十年
まとめ
いかがでしたか?
瞑想の効果には、以下の8つがありましたね。
- 集中力アップ
- ストレス解消
- ポジティブ思考になれる
- 幸福感
- 自信が持てるようになる
- 免疫アップ
- ダイエット効果
- 人に優しくなれる
さらに、瞑想は脳科学的にも右脳が優位になる右脳偏重を作り出してくれて、感情に左右されすぎない脳になると説明しました。
瞑想は悩みや問題を解決に向かわせてくれるだけでなく、思いやりの気持ちが芽生えて人と人とをつなげてリンクさせてくれる効果を秘めています。
失敗をして落ち込んでいるときのあなたも、無理に変えようとはせずに、そんな自分もありのままで受け入れてあげてください。
そうすれば、失敗しても可愛く思える後輩のように、自分自身も愛おしく感じられるようになるはずです。
「好きになれない自分がいる」という人は、忙しい日々のなかに、ほんのちょっとでもいいので瞑想をする時間を作ってみてはいかがでしょうか。