女性に人気の高い「ヨガ」。
いざヨガを始めようとなったときに気になるのがヨガの種類ではないでしょうか?
そもそも、ヨガといっても30種類以上あるのをご存知ですか?
リラックスできるものから滝汗をかくものまで幅広いです。
ヨガの種類によって難易度や運動量、得られる効果が異なってきます。
「そんなに種類があったら、自分に合ったヨガがわからなくなる・・・」という声も聞こえてきそうですね。
そこでこの記事では、ヨガの種類・流派と効果、特徴などを解説しつつ、どんな人におすすめなのかをご紹介!
記事を読み終わるころには、あなたにピッタリのヨガがきっとみつかるはずです。
それでは、まいりましょう。
ここで紹介するヨガの種類は30種類以上のなかから厳選した7種類。多くのヨガはこの7種類から派生したものだよ!知識をためて、ヨガの種類を選ぶときの指標にしてみてね。
ハタヨガ
ハタヨガはすべての種類のベースになっているヨガです。
ヨガポーズ、プラナヤマ(プラーナヤーマ、プラナヤーマ、プラーナヤマともいう)、瞑想を組み合わせたあらゆるヨガを指します。
一般的にハタヨガは、少しゆっくりしたペースですが、レッスンを受ける前にヨガインストラクターにどの程度の勢いか聞いておくとよいでしょう。
ハタヨガはすべてのヨガの基礎なので、リラックスしたレッスンになる傾向があります。
なのでハタヨガは、ヨガ初心者が初めてヨガに取り組むとき、一番おすすめのヨガの種類になります。
プラナヤマについては、過去に書いた以下の記事で解説していますので、よかったらぜひ参考にしてみてください。
ヴィンヤサヨガ
ヴィンヤサとは、サンスクリット語で「特別な方法で」という意味のviと、「配置する」という意味のnyasaからきています。
「特別な方法で配置する」というのは、1つのポーズから次のポーズに移るときに呼吸を合わせるヨガことを指しています。
ヴィンヤサは、さまざまなことを表す略語になっています。
ヨガインストラクターによっては、「ヴィンヤサ」をポーズの順番を指すのに使っています。
具体的には太陽礼拝での、
の流れの動きを表して「ヴィンヤサをとってください」と言うこともあるんです。
「ヴィンヤサ」という言葉がつくクラスでは、太陽礼拝を含め、ひとつのポーズから次のポーズへ速く連続的に流れる、かなりアクティブなクラス。
ヴィンヤサのクラスでは、次の動きにつなげるときに、呼吸法と意識への集中力が求められます。
理想のカラダを手に入れたいけど、ハタヨガなどのリラックス系よりもちょっと強度の高いヨガがしたいという人におすすめです。
ちなみに最近よく聞く「パワーヨガ」は、呼吸法や瞑想に重点を置かない独自の練習法で、ヴィンヤサがベースとなったヨガワークです。
アイアンガーヨガ
アイアンガーヨガは、インド出身のB. K.S.アイアンガーが開発したヨガスタイルです。
アイアンガーヨガは、正しい姿勢で柔軟性と強度のバランスがとれたヨガポーズを行うのが特徴です。
アイアンガーヨガのレッスンがあるヨガスタジオでは、さまざまな年齢、体の柔軟性、熟達度を持つ方々が自分の身体に最適なヨガポーズを見つけられるようにヨガブロック、ストラップ、クッション、ベルトなどのプロップス(補助道具)がたくさん用意されています。
アイアンガーヨガは、ヨガポーズを長めにとりますが、プロップスを使いながら強度調整もできるので、怪我が心配な人にも安心して取り組めるヨガスタイルです。
ビクラムヨガ
ビクラムヨガは、インド出身のビクラム・チョードリーによって生み出されたヨガスタイルです。
室温40℃、湿度40%以上の環境で、26種類のハタヨガのポーズからなるシークエンス(ヨガポーズの流れの順番)が特徴のヨガスタイルになります。
最初の数回のビクラムヨガのクラスでは、どんなに健康な方でも、おそらく休憩を取らなければならないでしょう。
そのくらい強度は高めのヨガになります。
ビクラムヨガは高温多湿の環境の中で行います。
なので、汗が滝のように流れるでしょう。
汗をたくさん流せれば、体内の毒素を排出できるんです。
また、最初の数回は頭がくらくらするかもしれません。
薄着のヨガウェアを用意して、水をたくさん飲み、休まなければならないときは、しっかり休むようにしてください。
ホットヨガ
ビクラムヨガの解説でお話ししたように、すべてのホットヨガがビクラムヨガというわけではありません。
ホットヨガとは、基本的に室温38~40℃、湿度55~65%程度の環境の中で行われるヨガのスタイルです。
一般的に、ホットヨガのクラスは、暖房の効いた部屋で行われるヴィンヤサヨガと言っていいでしょう。
ホットヨガのクラスでは、もちろん滝汗をかくので、ビクラムのように最初の数クラスは休憩が必要になることがあります。
ホットヨガのクラスは温かい環境の中で行うので、筋肉や関節の柔軟性を高めるためには最適です。
ですが、高温多湿環境なので、熱中症や脱水症などに対する対策も必要です。
ホットヨガのデメリットやその対策方法については過去に書いた以下の記事でまとめていますので、よかったら参考にしてみてください。
アシュタンガヨガ
アシュタンガヨガは、近代ヨガの父と呼ばれるティルマライ・クリシュナマチャリアが考案し、弟子であるシュリ・K・パタビ・ジョイスによって世界へ広められました。
アシュタンガヨガでは、3つのシリーズが教えられています。
- プライマリーシリーズ
- インターミディエイトシリーズ
- アドバンスシリーズ
最近では、アドバンスシリーズをさらに細分化させるケースもあります。
各シリーズは、次のシリーズに進む準備ができたとインストラクターが感じるまで、変わらない順序でポーズをとります。
体力と持久力が必要で、週に数回の練習に取り組む必要があるため、より熟練したヨギーニにとっては達成感のあるヨガになるでしょう。
クンダリーニヨガ
クンダリーニは、背骨の根元に位置すると考えられている原始的なエネルギーであるクンダリーニエネルギー(シャクティ)を覚醒させるためのものです。
クンダリーニヨガはよりスピリチュアルな側面を持っていて、他のヨガよりもマントラチャンティング、瞑想、呼吸法が多く行われます。
マントラチャンティングとは、ヨガのレッスンの始まりや後にマントラを唱えることで、日本で言う仏教のお経と同じです。
シャクティの哲学やそれに関係するすべての考え方を、まだ受け入れきれていないヨギーニにとっては、少し敷居が高いかもしれません。
ですが、マントラチャンティングをしたり、マントラを学んだり、ムラバンダ(陰部を締め付けてエネルギーを封じ込めるテクニック)のようなあまり知られていないヨガの世界についてもっと知りたい人にとっては、とても楽しいレッスンでしょう。
クンダリーニヨガについて詳しく知りたい方は、過去に書いた以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ
今回の記事では、代表的なヨガの種類である以下の7つを紹介していきました。
- ハタヨガ
- ヴィンヤサヨガ
- アイアンガーヨガ
- ビクラムヨガ
- ホットヨガ
- アシュタンガヨガ
- クンダリーニヨガ
今回紹介していないヨガの種類もありますが、紹介していないヨガの種類の多くは上記のものが基本となって派生していったヨガスタイルになります。
どんな種類のヨガを選ぶかによって得られる効果も変わってきます。
なので、自分の目的に合ったヨガを選ぶことが大切です。
今回の記事を参考が自分にあったヨガスタイル探しの手助けになれたら嬉しいです。
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